こんにちは!
わださんです(^^)
僕のブログサイトに来ていただいてありがとうございます!
シリーズ第三弾!靴の製法解説です(´▽`)
今回は「セメンテッド製法」について解説します。
今まで、「マッケイ製法」「グッドイヤー製法」とお話ししました。
読んでない方は是非ご覧ください(^^♪
この3つを理解していれば
自分の生活スタイルに合った靴を選ぶことができます!
良い靴=値段が高い靴
とも限りません(^^♪
良い靴は「普段から綺麗に手入れされている靴」です。
いつも通りできるだけ分かりやすく、お伝えしていきます!
分からない点があったら、お問い合わせでクレーム入れてください( ;∀;)
前提として革靴には色んな作り方がある
前提としてお伝えします(*’▽’)
「革靴」と一言で言ってしまうと簡単なんですが
実は革靴作りには色んな方法があるんです。
より長持ちするように
とか
より柔らかい履き心地になるように
とか
雨に濡れても大丈夫なように
とか
スタイリッシュに見えるように
とか
大量生産出来て安くお客様が買えるように
などなど・・・
目的に合わせて一番いい作り方があります(*´▽`*)
今回はその中でも
「セメンテッド製法」についての解説です!
セメンテッド製法って何なん?
セメンテッドって何なん?
結論から言うと
超強力な糊で靴底を貼り付けた作り方です!
糊で貼り付けただけなので、非常にシンプルな作りなのが分かりますよね(*´▽`*)
第二次世界大戦後から糊の技術革新がありまして
一気に技術が広がったと言われています。
この技術ができたおかげで
様々な形の靴を作りやすく
しかも安く大量に生産できるようになりました。
企業にとっても消費者にとってもいいこと尽くめだったわけです(´▽`)
セメント製法、セメント式なんて呼ばれ方もします。
どれでも通じますので安心してください。
セメンテッド製法のメリット
とにかく安い!
今まで紹介した中で一番安いです!
とはいえハイブランドの靴になると
革自体が良いものを使っているので
それなりのお値段はします(´-ω-`)
基本的にユニクロなどファストファッションのお店で
売られているものはこの製法です。
なので2,000~5,000円も出せば、簡単に手に入るものが多いです(*´▽`*)
本格革靴を買う前のお試しの一足でもいいかもしれませんね!
日本の「三陽山長」やフランスの「クレマン」などのブランドは
セメンテッド製法で非常に質の良い靴を販売しています!
雨に対して最強!
完全に密着しているので構造的に水が入る隙間がありません!
防水加工された革ならもう最強です(*´▽`*)
セメンテッド製法のデメリット
寿命が短い
よくセメント式の靴はソール交換ができない( ゚Д゚)
と言われていますが
修理はできます!
修理屋さんにお願いすれば対応してくれます(*’▽’)
ただ断られることがあるのは事実です。
何故かというと
靴の底を一時的に再接着することはできても
糊とソールの素材の相性によってすぐに剥がれてしまうこともあるようで
それで
「すぐ剥がれたんだけど、おたくの修理どーなってんだ‼( ゚Д゚)」
とクレームになったなんてエピソードを修理屋さんから聞きました(;・∀・)
それからソールを貼って、剥がして、貼って、剥がして・・・
を繰り返していけば
靴のアッパー(本体の方)にダメージが蓄積していくのは何となく想像できますよね?
安いなりの理由はこういうところでしょう。
蒸れやすいという話も
蒸れやすいということを聞きますが
個人的にこれはアッパーの素材に関係しているように思います(´-ω-`)
セメント式の靴は安価なものが多いです。
それは合皮素材を使っているモノが多いからともいえます。
合皮は化学素材ですので通気性はよくないです。
蒸れやすいという原因の大部分はここでしょう。
最後に
いかがでしたか?
セメンテッド製法は悪だ!
的なことをおっしゃる本格革靴至上主義な方もいますが
好きな靴を履けば良いと思います(*’▽’)
これからも色々な製法について紹介していきますので
お楽しみに(´▽`)
それではまた!
コメントお待ちしてます! 感想、疑問、質問お気軽にください。